皆さんは、デジタル認知症という言葉を聞いたことがありますか?認知症は高齢者がなりやすい病気ですが、デジタル認知症は年齢を問わずすべての年代の人が発生してもおかしくない症状です。普段からスマホを手放せない方や職場で、ずっとパソコンの前で仕事をされている方の参考になればと調べてみました。
デジタル認知症とは!?
デジタル機器(スマホやPCなど)の使いすぎによる情報のインプット過多や機器に対して依存してしまうことによって記憶力・集中力・注意力の低下や言語の障害といった認知症と同じような症状が発生する状態のことです。
記憶障害
デジタル機器が普及するまでは、分からない事があると辞書で調べたり図書館で書籍を見たりして、その調べたことを記憶したりメモに書き留めたりして覚えていました。しかし最近ではインターネットで検索するようになり記憶したりメモに書き留めると言う行為をする人が少なくなりました。この簡単に調べられる行為が、探し出した情報のありがたみをなくし、苦労して記憶する必要性を無くしているのです。インターネットが普及して脳で記憶する事が少なくなると、当然記憶力が低下します。その結果、物忘れが多くなるという傾向が出てきてしまいます。
精神障害
「情報は常にスマホで検索している」「SNSなどで人と繋がっていないと不安」など、いわゆるスマホ依存症の方が増えています。スマホがない状態やインターネットに接続できなくなると不安で精神的な病気になるケースもあります。精神的な症状は、若い方に多いのが特徴です。また深夜にスマホを使用すると、不眠からうつ病になる可能性があると言われています。
デジタル認知症は一時的な記憶障害にあたるものですが、「若い人ほど影響を受けやすく、悪化すると65歳未満で発症する若年性認知症につながる」と言われており脳に悪影響を与え健康を蝕む症状とさえ言われています。
これらの症状が起こることで勉強や仕事に悪影響を及ぼしたり、良質な睡眠を妨げたり、さらには精神面や身体の健康にまで影響が起こりえると考えられています。
デジタル認知症の対策とは!?
デジタル認知症は過度なデジタル機器の使用が原因のため、その予防と対策はデジタル機器と適度な距離を取ることです。スマホ、PCなどのデジタル機器を使用する上では次のようなルールを設けて適度な利用を心がけましょう。
● デジタル機器を使用後は休息時間を設ける
● 一日の中でデジタル機器を使用しない時間を定める
● 目的がないときはデジタル機器を見ない
● 必要のないアプリやSNSは削除または通知を切っておく
まとめ
どの分野においても、より良い暮らしを追求し進歩すると過度に依存し過去に例のない事柄を招くことがあります。デジタル認知症は、一時的な記憶障害でデジタル機器の過度な使用を避けて脳を休めることで予防が可能です。スマホやPCに依存せず、ツールとして適度に使用することを心がけましょう。またデジタル機器の利用は自己管理で改善できるのがベストですが、うまくいかない場合にはスマホ依存対策アプリと言ったものもあるようなので検討してみるのも良いかもしれません。結局頼る(依存)矛盾w
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